そのまま使える例文
前回の大会で敗れてから一年間、臥薪嘗胆の思いで練習に打ち込んだ。
深掘りに備える — 由来
「臥薪嘗胆」は中国春秋時代の呉と越の争いの故事に由来する。日本の四字熟語辞典は出典を『史記』越世家(越王勾践世家)と『十八史略』春秋戦国に求めている。
聞かれたら: 「『史記』越世家に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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「臥薪嘗胆」は中国春秋時代の呉と越の争いの故事に由来する。日本の四字熟語辞典は出典を『史記』越世家(越王勾践世家)と『十八史略』春秋戦国に求めている。呉王・闔閭が越王・勾践との戦いで命を落とすと、子の夫差は父の仇を忘れないよう、硬い薪の上に寝て自らに痛みを与え続けた(臥薪)。三年後、会稽山の戦いで夫差は勾践を降伏させるが、今度は敗れた勾践が会稽の恥を忘れないよう、苦い胆を寝室に置いて目覚めるたびになめ続け(嘗胆)、のちに夫差を滅ぼした。この夫差の「臥薪」と勾践の「嘗胆」を合わせたのが「臥薪嘗胆」で、どちらがどちらの行いかについては辞典の記述が一致している。なめた「胆」の正体は辞典によって揺れがあり、四字熟語を知る辞典は「熊の肝」とするが、ただ「苦い胆」とだけ記す辞典もある。もとは復讐を心に誓って苦しみに耐えることを指し、現在は目的を遂げるために長く苦労を重ねる意味にも広がっている(デジタル大辞泉は両方を併記する)。
似た語と間違えない
同じ「耐える」でも、「堅忍不抜」は気持ちを据えて辛抱し続ける状態を指し、目的を果たすために自ら動くという含みは薄い。「捲土重来」は一度負けた者が勢いを取り戻して再び挑むこと、つまり巻き返しの局面そのものを指す。「臥薪嘗胆」はその二つの間にあり、雪辱という目的を握りながら、自らに苦痛を課してでも耐え忍ぶ過程の長さと苦しさに重心がある。辞典が挙げる「坐薪懸胆」「漆身呑炭」も、同じく身体の苦痛を自らに課して志を忘れない型の語である。
対義語: 再起不能、一蹶不振
こんなシーンで使う
明確な敗北や屈辱を経験したあと、それを晴らすために長期間努力を続けたという文脈でのみ自然に使える言葉で、単なる「頑張る」一般には強すぎる表現になる。スポーツの雪辱戦や資格の再挑戦など、具体的な「前回の悔しさ」とセットで語ると説得力が生まれる。一日二日の我慢や、目的のはっきりしない苦労には使えない語である。普段の勉強や仕事の努力を大げさに形容するために安易に使うと、故事の重さと釣り合わず不自然に響く。また、もとに復讐心という含みがあるため、取引先や上司など目上の相手を励ます言葉として向けると誤解を招きやすい。自分や身内、後輩の決意を語る場にとどめるのが安全である。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 臥薪嘗胆の類義語は?
- 堅忍不抜、捲土重来、坐薪懸胆、漆身呑炭
- 臥薪嘗胆はどんな場面で使いますか?
- 部活で使うとき
- 臥薪嘗胆の由来は?
- 「臥薪嘗胆」は中国春秋時代の呉と越の争いの故事に由来する。日本の四字熟語辞典は出典を『史記』越世家(越王勾践世家)と『十八史略』春秋戦国に求めている。