四字熟語

無欲恬淡むよくてんたん

欲がなく、物事に執着せずさっぱりとしていること。名誉や利益に心を動かされない人柄・態度を指す。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
スピーチ送別・紹介の挨拶で人を評する語としては自然
面接自称すると自慢に聞こえ、意欲のなさとも取られる
注意: 外から人を評する言葉。自称すると謙遜を装った自慢に聞こえ、採用の場では意欲のなさと取られる危険もある。

そのまま使える例文

スピーチ

送別の挨拶で「無欲恬淡な方で、手柄を人に譲るところをいつも見ていました」と述べた。

スピーチ退任の挨拶で「無欲恬淡とまではいきませんが、損得で決めない仕事を心がけてきました」と述べた。
彼は昇進の話にも無欲恬淡で、現場に残ることを選んだ。
無欲恬淡な人だと評されるうちに、かえって頼まれごとが増えた。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典は特定されていない。四字熟語辞典オンラインはこの語に出典を示しておらず、コトバンク収録の精選版日本国語大辞典・『四字熟語を知る辞典』も典拠となる古典を挙げていない。

聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典は特定されていない。四字熟語辞典オンラインはこの語に出典を示しておらず、コトバンク収録の精選版日本国語大辞典・『四字熟語を知る辞典』も典拠となる古典を挙げていない。意味の近い二語を重ねて強めた形で、「無欲」はあれこれ欲しがらないこと、「恬淡」は執着せずあっさりしていること。「恬淡」は「恬澹」「恬憺」とも書き、四字全体も「無欲恬澹」「無欲恬憺」の表記がある。「無慾恬淡」と書く例もある。日本語での使用は近代以降に確認でき、精選版日本国語大辞典は丹羽文雄『蛇と鳩』(一九五二年)の「宗教家はもっと無欲恬淡であるべき筈だと言われていた」を初出に挙げ、『四字熟語を知る辞典』は花田清輝『小説平家』(一九六五〜六七年)の「その無欲恬澹な上人が舎利泥棒であるという訴えが」を引く。どちらも他人の人柄を外から評した文であり、この語が主に第三者を評する言葉として使われてきたことがうかがえる。

似た語と間違えない

無欲恬淡欲がなく、物事に執着せずさっぱりとしていること。
悠々自適世間のわずらわしさから離れ、自分のペースでゆったりと心穏やかに暮らすこと。
虚静恬淡
雲心月性

「悠悠自適」が世間から離れて自分のペースで暮らす生活の型を指すのに対し、「無欲恬淡」は欲のなさという人柄・態度を指す。「虚心坦懐」が先入観を捨てて人と向き合う姿勢であるのに対し、こちらは利害に心が動かないことで、向き合う相手が人ではなく損得である点が違う。「清廉潔白」は不正をしないという行いの潔さを言い、欲そのものの有無を問題にする無欲恬淡とは軸が異なる。

対義語: 私利私欲、我利私欲

こんなシーンで使う

送別や紹介の挨拶で人を評する場面に収まりがよい。聞き手には「取り分の話をしない人だった」という具体像が伝わる。一方、面接やESで自分の強みとして掲げるのは向かない。辞書が挙げる用例がいずれも第三者を評したものであるとおり、これは外から見た評価の言葉で、自称すると謙遜を装った自慢に聞こえやすい。加えて採用の場では「意欲がない」と逆に受け取られる危険がある。自分について語るなら、損得で判断しなかった具体的な行動のほうを述べ、この語は相手に使ってもらうものと考えたい。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

無欲恬淡の類義語は?
悠々自適、虚静恬淡、雲心月性
無欲恬淡の由来は?
出典は特定されていない。四字熟語辞典オンラインはこの語に出典を示しておらず、コトバンク収録の精選版日本国語大辞典・『四字熟語を知る辞典』も典拠となる古典を挙げていない。
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