そのまま使える例文
部活動の後輩に「同期と切磋琢磨しながら成長してほしい」と声をかけた。
深掘りに備える — 由来
「切磋琢磨」は中国最古の詩集『詩経』衛風・淇奥篇に由来する。辞典が出典として挙げるのはこの『詩経』のみで、原文は「有匪君子、如切如磋、如琢如磨」。
聞かれたら: 「『詩経』衛風・淇奥に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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「切磋琢磨」は中国最古の詩集『詩経』衛風・淇奥篇に由来する。辞典が出典として挙げるのはこの『詩経』のみで、原文は「有匪君子、如切如磋、如琢如磨」。衛の君主・武公の人徳を称えた詩の中で、骨や角を「切」り「磋」き、玉や石を「琢」ち「磨」くという、器物を仕上げる四つの工程の描写を通して、絶えず努力を重ねて人格を磨き上げる様子がたとえられている。この詩句は『論語』学而篇第十五章でも引かれており、弟子の子貢が「貧しくてもへつらわず、富んでも驕らない人物はどうでしょうか」と孔子に問い、孔子が「貧しくても道を楽しみ、富んでも礼を好む人物には及ばない」と答えたのを受けて、子貢がこの句を引き合いに出すと、孔子は「賜(子貢の名)よ、お前とはようやく詩を語り合えるようになった」と評価したという。ただしこの『論語』の場面を出典として挙げる辞典は確認できず、あくまで『詩経』の句が引用された例である。なお imidas は出典に伊藤仁斎『童子問』も併記し、精選版日本国語大辞典は日本語での用例として『伝教大師消息』(824〜831年頃)以降のものを挙げており、平安初期から使われてきた語であることがわかる。現在は仲間同士が互いに励まし合い競い合いながら共に向上していく様子を表す言葉として使われる。
似た語と間違えない
「刻苦勉励」が苦労を重ねて一人で努力する姿を表すのに対し、「切磋琢磨」は仲間同士が互いに刺激し合いながら共に成長するという相互性に重心がある。辞典が類義語に挙げる「砥礪切磋」は同じ四つの工程のたとえを語順を変えて並べた語で、意味はほぼ重なる。「鎬を削る」は競争の激しさだけを取り出した表現で、互いを高め合うという協調の含みはない。「研鑽」は学問や技術を深める個人の営みを指すことが多く、切磋琢磨のような対人関係のニュアンスは薄い。
こんなシーンで使う
部活動やゼミ、資格の勉強仲間など、対等な立場の相手と共に高め合った経験を語るときに使いやすい言葉で、面接やESで協調性や向上心を伝えたい場面にも向く。ライバル関係であっても互いを尊重し合う前向きな競争であることが前提のため、足を引っ張り合うような対立や一方的に相手を打ち負かす場面には使わない。現在の一般的な用法は複数人で高め合う場面だが、デジタル大辞泉の第一義は「学問をし、徳を修めるために、努力に努力を重ねること」であり、一人で自分を磨く意味で使っても誤りではない。ただし「互いに」という含みを読む人もいるため、先輩や取引先など目上の相手を巻き込む形で「切磋琢磨しましょう」と言うのは避けたほうが無難だと指摘する解説もある。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 切磋琢磨の類義語は?
- 刻苦勉励、砥礪切磋、研鑽
- 切磋琢磨はどんな場面で使いますか?
- 部活で使うとき
- 切磋琢磨の由来は?
- 「切磋琢磨」は中国最古の詩集『詩経』衛風・淇奥篇に由来する。辞典が出典として挙げるのはこの『詩経』のみで、原文は「有匪君子、如切如磋、如琢如磨」。